魚津三太郎塾第6期
魚津市/富山大学
地域課題と企業課題を解決する地域プロジェクトの創造 いざ未来形魚津へ!

事業レポートReport

魚津三太郎塾第7期2日目
導入講座

日時:平成30年8月23日(木)14:00〜17:00
会場:魚津市役所 第2会議室

魚津三太郎塾第7期の2日目が開講。導入講座として概要や目標とカリキュラムイメージについてのオリエンテーションとコミュニティビジネス起業化概論として「地域づくりと企業行動」について講義を受け,塾生間でディスカッションをおこなった。

2日目第3限講義 オリエンテーション
魚津三太郎塾について 〜第7期開講にあたり〜

講師:魚津市企画政策課企画係 伊串祐紀
導入講座

第7期のスタートにあたり,魚津三太郎塾のオリエンテーションがおこなわれ,開講の目的,塾の概要,カリキュラムイメージや視点のキーワード,修了生の動きなどを説明。魚津の特徴ある自然環境や資源を活用して人口減少・少子高齢化といった地域課題と個々の企業が抱える課題を解決させる事業創出を目指し,魚津の将来を担う企業人・地域リーダーの育成を目的にしていると説明。

自ら考え行動する人材の育成を目標としたディスカッション中心のカリキュラムで産官学金が連携した学びの場として位置づけ,塾生一人ひとりが魚津の地域課題と企業の営利活動の共通項を探し出して実行する地域プロジェクトの創造が目標であると話した。カリキュラムについて,主テーマを「魚津の水循環」という魚津の地形・自然・特徴に着目するところに置き,講義とディスカッションを12月まで7コマ,12月から演習やミニゼミを開催し,3月の修了式でポスター発表を行っていく今期の流れを紹介。受講の心構えとして「時間厳守」「各自でメモを取る」「自ら考え行動する」ことをあげ,他者批判や無い物ねだりなどネガティブに終始するのではなく,課題を挙げ具体的に自分なら何をするか考えるポジティブな人材となってもらいたいと話した。

さらに,塾内でのディスカッションルールとして「質問前に社名・名前を述べること」「最初に一言で要点を話しその後は簡潔に質問する」「他者意見を批判せず肯定的に前向きに捉える」「追加・発展は歓迎」「講師と塾生だけでなく塾生間やオブザーバーとの議論も交わす」ことを守り議論に臨んで欲しいと告げた。また,最終ポスター作成のための演習シート記載についても説明した。テーマの魚津の水循環について,魚津は水循環が1つのまちで完結する地形を持つ世界でも希有な存在であり,魚津は日本・世界の縮図である。魚津の水循環は単に水の循環だけではないのでその答えを自分で探し見つけるよう話し,今期カリキュラムのイメージとして前年度第6期の講義風景を見せながら,開講式から修了式までの流れを紹介し,受講に際しての視点のキーワードとして「環境ビジネス」「社会的課題」「地域的課題」「価値の創造」の4つについて説明した。

これまでの修了生の活動を紹介し,企業と地域の両方の課題を解決して共通価値を創造(CSV)していると説明。塾生に対して,何をすれば自分の企業が生き残れるかを最優先に,自社の強み,自身の特技はなにかを考え,自社のある地域のことを知り,将来の魚津地域をイメージしてドコのレベルの企業を目指すかということを常に意識して講義やディスカッションに臨んで欲しいと話した。

ディスカッション①
塾生から一言発言

塾生一人ひとりが魚津の地域課題と企業の営利活動の共通項を探し出した

参加塾生から,各自2〜3分の持ち時間で,自己紹介や企業課題・得意分野,オリエンテーションの感想など発言。各塾生から自社のことや塾への思い・参加動機・取り組みたい課題についてなどが話された。

2日目第4限講義
魚津水循環コミュニティビジネス起業化論 地域づくりの最前線〜地域づくりと企業行動〜

講師:富山大学地域連携推進機構 教授 金岡省吾教授
魚津水循環コミュニティビジネス起業化論

地域の課題向き合っていく地域発イノベーションが脚光を浴びている。地域課題をビジネスで取り組み,新規創業・第2創業を図ることを国も目指している。三太郎塾の取り組みは,「まちてん」での注目や地域産業支援表彰事業(イノベーションアワード2018)での優秀賞受賞など大学と地域の連携が高く評価されている。地域の方が自己実現でき,格好が良いという学生も増えてきた。地域の課題に取り組みことがビジネスのチャンスになってきている。

日本の地域づくりは,人口増加と経済成長に合わせた開発重視時代から人口減少の時代となり環境が変化し,開発ではない新たな地域づくりが求められる時代となった。人口が減少していく将来予想から消滅していく地域もでてくる。

人口減少を食い止めていくことが地方創生の鍵となる。魚津市が人口減少する要因や人口減少がもたらす影響を考えて欲しい。人口減少すると日常生活サービスが無くなり,コミュニティが崩れていく。地域でどんな課題がでてくるのか考え, 自分たちで課題解決向け新しい取り組みをする動きが全国的にある。ソーシャルイノベーターが生まれ,コミュニティビジネス,地域ビジネスが地方創生を動かし始め,人口減少時代の地方の地域課題を克服し,雇用を創出して地域経済を活性化させ人口減少を克服していかなければならない。

地域でイノベーションを起こし第2創業を起こすことを国も奨励し,政策金融公庫も後押しをしている。時代は変わってきており,自分の地域を考え自分の事業とどんな関係を作るのか考えてもらいたい。