魚津三太郎塾第6期
魚津市/富山大学
地域課題と企業課題を解決する地域プロジェクトの創造 いざ未来形魚津へ!

事業レポートReport

魚津三太郎塾第7期10日目
地域再生システム論②

日時:平成30年12月13日(木)14:00〜17:00
会場:魚津市役所 第1会議室

魚津三太郎塾第7期の10日目が開講。地域再生システム論として魚津市地方創生アドバイザーから地方創生とマーケティングについてと魚津市で実行してきた事業についてのレクチャーを受け,事業事例から地方創生の考え方や地域課題解決へ行政と企業,住民の関わる取り組みや考え方について学び,地方創生の観点からの事業立案を考えた。

10日目第12限 講義
地域再生システム論②
講義:地方創生に向けた魚津市の取組

講師:魚津市地方創生アドバイザー 森永琢馬氏
 10日目 地域再生システム論②

マーケティングにおいて最も重要なことは課題の設定であり,バリューがあるアイデアとは課題の質が高く,課題に対するソリューションの質が高いモノである。良いアイデアへの正しいアプローチは課題の質を高めてからソリューションの質を高めていくほうがやりやすく,課題の質を決める要素は,高い専門性・業界(現場)の知識・市場環境の変化に対する理解度をどれだけ持つかに依存する。

課題設定において自分事化できる課題でなければ解決は困難となり,本質的な課題をあぶり出すためには全体像を知る必要があると説明。これまで手掛けた地域創生プロジェクト事例を紹介しながらこれまで説明したイメージを分かりやすく伝えた。プロジェクトがうまくいっている要因として,質の高い課題設定が課題解決になっていることや最初の段階での小さな成功体験の存在,方向性の正しさを確認できたら継続に集中することなどポイントを説明した。

地方創生人材派遣制度により魚津市地方創生アドバイザーとして魚津市で実行してきた事業について説明。魚津市の『まち・ひと・しごと創生総合戦略』の概要を示し,創生アドバイザーとしての活動内容を紹介。自治体と関わる際にはダブルダイヤモンドモデルが有効と話し,発見・定義・展開・継続を拡散収束させる構造とポイントについて説明した。魚津市は地方創生で前例のない先駆的事業に取り組んでいると話し,29年度地方創生推進交付金で採択された地域商社による魚津の魚ブランディング事業について紹介。

魚津は地域産品の宝庫で,三太郎塾修了生はじめ人材が育っている。魚津には確かな魅力があり,それを活かすチカラがあるので“どのように”実現していくかであると話し,魚津版地域商社の構想とポイントや優位点やメリット,事業展開と展望を説明した。近年,官にイノベションが求められている理由について解説し,自治体が域内の民間企業・事業主とどの様に向き合うべきかには,「民のチャレンジを官はがサポートする」ことや行政活動に「透明性」「説明責任」「リスク共有」「継続性」「情熱」が必要なこと,恒常的に課題解決していくためのエコシステムの構築が急務であり,『“知っている人”を知っている』ことがポイントとなると話し,『想像できることは,必ず実現できる』と塾生へエールをおくった。

質疑応答

今回の講義内容について,質問事項の整理を兼ねたこワークシートへの書き込み作業をおこなった後、今回の講義内容に関しての質疑応答が行われた。塾生からは,事例紹介されたプロジェクトについてやブランド化について,広報やSNSでの広告効果について,魚津地域商社プロジェクトの進捗,地方創生への考えについてなどについて細やかな質疑応答がおこなわれた。

10日目個人ワーク/意見発表
論点:事業プラン立案の思考,地域資源活用の重要性

今回の講義ケーススタディとして,質問事項の整理を兼ねてワークシートへの書き込み作業をおこなった。

「なぜ地域課題解決が求められているのか?」「地域課題解決をするとどうなるのか?(自社はどんな効果を得られるのか)」地域ならではの資源(特色・強み等を含む)を高める重要性とは?」「ソリューションの質を高めてから解決する課題の質を高めるのはなぜ困難なのか?」について塾生たちは自分の意見で個人ワークシートにまとめた。まとめた内容を各項目毎に発表し,講師から内容の追加説明やコメントなどが加えられ,塾生たちは地方創生と地域資源活用の重要性について理解を深めた。