魚津三太郎塾第6期
魚津市/富山大学
地域課題と企業課題を解決する地域プロジェクトの創造 いざ未来形魚津へ!

事業レポートReport

魚津三太郎塾第7期14日目 修了式

開催日時:平成31年3月4日(月)15:00~17:00
場  所:魚津市役所 3階大会議室
魚津三太郎塾第6期 修了式

魚津三太郎塾第7期修了式は,村椿魚津市長,鈴木富山大学副学長,魚津市関係者,富山大学関係者,協力金融機関(富山銀行,富山第一銀行,にいかわ信用金庫,北陸銀行,北國銀行)と後援機関や高岡市の関係者,魚津三太郎塾OBなど約70名が参加。塾生による最終プレゼンテーションとポスターセッション,修了証の授与式と座談会がおこなわれ約7ヶ月に渡り開催された魚津三太郎第7期の全カリキュラムが終了した。

魚津三太郎塾第7期修了式
開会 主催者挨拶

村椿晃魚津市長・富山大 鈴木副学長
魚津三太郎塾塾長・村椿晃魚津市長

7期の修了生の成果の発表を楽しみにしていました。今朝も魚津漁港を訪れ地域の特色ある資源を生かした産業がドンドン元気になればいいなと思いました。三太郎塾はこれで60名を超える修了生を送り出し,事業化率も60%という取組となり内閣府はじめ国の機関も注目していて全国展開の取組となるかもしれません。魚津市には人材があるということを誇りに思います。

富山大学理事・副学長 鈴木基史氏

7期の修了式を楽しみにしていました。地方創生と叫ばれて久しいですが元は人口減少を食い止めマチを元気にすることで,大学としても健康的で幸せな生活ができ,人口減少を少しでも食い止めていくことを実現していこうと頑張っています。この三太郎塾の取組が和歌山県田辺市へ広がり注目されています。県内でも呉西広域圏や南砺市,別のプロジェクトで舟橋村へも拡がっています。皆さんの活動が認められ全国から注目されるようになってきました。魚津が考えていく実行に移していくマチとなろうとしています。その主役が7期生の皆さんです。

来賓挨拶

財務省北陸財務局富山財務事務所長 千崎誠一氏

第7期修了式が執り行われることを心よりお喜び申し上げます。この魚津三太郎塾は魚津市が人材育成のタネを蒔き,富山大学と連携して地域を担う企業人を輩出しています。産官学金伝の連携によるCSVを目指した人材育成は全国各地へ拡がっていることも注目されています。修了生による新たな商品や事業の開発,連携プロジェクトの誕生など非常に素晴らしいものになっており,全国的にも高く評価されています。今後とも魚津三太郎塾が進化発展して取組が全国へ拡がっていくものと思っています。北陸財務局としても金融機関の方々と連携して地方創生・地域産業の発展への取組を支援して参ります。

経過報告
魚津三太郎塾の軌跡 〜第7期事業の取り組み〜

魚津市企画政策課 伊串氏
(富山大学地域連携推進機構 民間等共同研究員)
経過報告

魚津三太郎塾開塾のきっかけから開塾の必要性,準備・開講までの経緯を紹介。魚津市の人口推移や事業所数の減少等のデータを示し,地域が抱える課題をあげ開塾の背景を説明。地域・企業の課題・問題を魚津の地域資源である水循環を守り・育み・活用することで環境と経済を両立した課題解決を,民間企業・行政・大学・金融機関が連携して取り組み,自ら考え行動する人材の育成し,実行できる地域プロジェクトの創造を目標とした魚津三太郎塾について説明。

6期まで52名の修了生の事業実行率が60%で7期生9名を加えて61名の修了生を,未来の魚津を支える人材として輩出したと紹介。平成30年8月から平成31年3月までの第7期の講義・演習内容について,修了式に至るまでの各回講義の内容やポイント,塾生の心構え,演習や自主ゼミでの様子など写真を交えて紹介。第7期塾生の提案が解決する地域課題を示し,塾生最終プレゼンテーションへ繋いだ。

塾生最終プレゼンテーション 一言アピール

第7期塾生9人が,自己紹介と提案する事業プロジェクトについて事業内容の要点,概要などを発表。ポスターセッションへ続く一言アピールをおこなった。

ポスターセッション

ポスターセッション

第7期塾生9人が,各自制作した事業プロジェクト内容をまとめたポスターパネルの前に立ち,来場者へ向けてプレゼンテーションするポスターセッションがおこなわれた。塾生およびプロジェクト担当者らはポスターを前に企業課題・地域課題を解決させる各自のプロジェクト計画や経緯・展望などを説明。聴取者からの質問や疑問に個別に応答したり,事業プランに対しての意見交換をおこなった。

事業プラン(発表順)
事業タイトル  企業名   氏名
板ガラスの新たな可能性 
〜GLASSICプロジェクト〜 
:吉森ガラス 吉森順一
魚津に作ろう 誰でも入浴でき三助さんがいる
「入浴特化型デイサービス」
:介護タクシーえんらく 川原田巧
うおづ型 臨床美術プロジェクト 
〜みんながいきいきする街〜
:Holy工房 鈴木久美子
U旨い O美味しい Zずっと引き継ぐ U魚津 :cafè&animo 加藤亜希子
藍からつながる地域づくり 
〜水のめぐり 人のめぐり 未来へと〜 
:藍染め屋aiya 南部歩美
KTP           
〜子育て楽しくなるプロジェクト〜
:RTA指定スクールkinakina 辻明菜
魚津ビューティーママプロジェクト
〜子育てママがキレイに輝く街づくり〜
:メナードフェイシャルサロンかづみ 森岡美子
うおづとつながるプロジェクト  
〜移住者向けツアー〜
:地域おこし協力隊 河野静恵
新川創生プロジェクト 地域が伴走する『生き方』
教育の確立−魚津三太郎塾新川高校モデルの確立−
:学校法人荒井学園 新川高等学校 岡本剛
▶ポスター集(PDF12.6mb)

修了証授与

修了証授与

魚津三太郎塾長の村椿市長から第7期塾生9名ひとりひとりに修了証が授与された。

座談会テーマ
「明日の魚津を形成する未来の力」 〜企業の本業と地域貢献(共通価値の創出)〜

パネリスト
村椿晃氏(魚津三太郎塾塾長・魚津市長)
鈴木基史氏(富山大学理事・副学長)
魚津三太郎塾第7期修了生9名,ご来場の皆様
プレゼンター
金岡省吾 (富山大学地域連携推進機構教授)

座談会では「明日の魚津を形成する未来の力」をテーマに,本日の塾生発表の内容やこれからの地域活性化、魚津三太郎塾の役割・可能性などを話し合った。9名の塾生から魚津三太郎塾に参加しての感想が述べられ,魚津三太郎塾の修了生の活躍状況や可能性についてなどの話題提供を受け,参加者各人や会場内の協力・後援機関の方による魚津三太郎塾への意見交換がおこなわれた。

魚津三太郎塾に参加しての感想と今後の抱負
岡本塾生
岡本塾生

地域の要請とはどんなものなのか三太郎塾を通じて学ばせてもらった。魚津市だけでなく県内や全国へ拡げて発展していきたいと思っている。

河野塾生
河野塾生

水循環を学び,普段の生活の中で気づくことが多くあった。プロジェクト実効にあたり人との繋がりがもっとできたら良いと思っている。

森岡塾生
森岡塾生

魚津の水循環を自分の美容の仕事に関係づけるのに苦労したが、美肌と水の関係にひらめいた。地域連携をいかしてもっと魚津を活性化できたら良い。

辻氏
辻塾生

水循環につながるか不安だった。最終的に繋がりこういう大勢の場で自分の発表ができて良かった。塾で学んだことを地域内外へ伝えられたらと思う。

南部塾生
南部塾生

「なんとなく魚津が良いな」から「魚津なら生きていける」という確信に変わった。互いを生かす関係性を築けば地域は強くなると考えている。大人たちの背中を子供たちに見せいきたい。

加藤塾生
加藤塾生

塾の講義は難しい内容だったがやりきることができた。魚津の方々とたくさんコラボしてプロジェクトを実行していきたい。

鈴木塾生
鈴木塾生

たくさんの学びがあった。自然の美しさ・食の美味しさなど沢山考え魚津の良さを発見できた。これからの活動に役に立ち力となったと思う。

川原田氏塾生
川原田塾生

地域課題を考えるにあたり大勢の人と話ができたことが良かった。時とともに変わる魚津の地域課題にも改めて取り組んでいきたい。

吉森塾生
吉森氏

水循環と人との繋がりが新たな環境を生みだした。自社の継続持続と地域の持続化を意識しながら今後やっていきたい。

話題提供 最近の修了生の活躍状況

魚津市企画政策課 伊串祐紀氏

魚津三太郎塾修了生の最近の動きや活動状況についてと今年の魚津ビジネスプランコンテストの様子などを紹介。魚津三太郎塾を核とした広がりについて説明した。

明日の地域を担う修了生へ 今年の三太郎塾はどうだったのか
村椿市長
村椿市長

9名の修了生のプランの水準が高く,他のモノと関連させていく意識が強く大変良いと思った。」

鈴木理事
鈴木理事

今回もレベルが高かった。独りよがりにならずチームや他のチームと繋がって拡げることができる内容だった。大学が取り組んでいるCOC+のキーワードは「信頼の循環」。皆さんも繋がりを拡げ関係を築き新しいモノをつくりだしてほしい。どんどんブラッシュアップして成果を出して欲しい。魚津三太郎塾の特徴である「魚津の水の循環」からの学びを大切にしてもらいたい。

北陸財務局 千崎氏
北陸財務局 千崎氏

皆さんの熱心な思いがヒシヒシと伝わってきた。魚津の課題認識をして地域の活性化につながる取組みになったと思う。今後進めていって魚津を皆さんの手で元気にしていってもらいたい・金融機関の皆さんもこの素晴らしい取組を支援していって欲しい。

魚津商工会議所 畠山氏
魚津商工会議所 畠山氏

若い人が熱心に取り組んでいることが嬉しい。商工会議所の会員の減少が著しく,高齢による廃業が多い。魚津から県外・世界へと期待したい。

その他のコメント等
  • 今日の発表を必ず事業化して欲しい。利益を出せる事業にして持続化してもらいたい。金融機関をドンドン利用してもらいたい。
  • 魚津を訪れて山の近さに感動した。この自然は地域の宝物。大事にして今後益々活動を拡げてもらいたい。
  • 若い方々のご意見を聞き励みとなった。決算書に書いてない熱い部分をぶつけてきてもらいたい。
  • 金融機関へは数値が中心になるかと思われるが,根底に必要となってくるのは,地方創生にかける思いであったり、ビジネスで何を打ち出すかの思い。金融機関の立場でアドバイスしていきたい。
  • たいへん面白いプロジェクトがイッパイあった。一緒にプロジェクトを動かしていきたい。
  • 銀行はお金だけでなく人を繋ぐこともできるので,気軽に相談に来てもらいたい。
  • 素晴らしいプレゼンテーションだった。金融機関にはお金はイッパイある。ビジネスにつなげるための相談事について金融機関の知恵や経験を活かすことができる。
  • 魚津で気になっているのは人口流出のスピードが速くなってきていること。
    学校は人がいなくなってしまうと成り立たない。塾生の皆さんの事業に協力していきたい。
  • 皆さんお疲れ様でした。これからも頑張って下さい

閉会挨拶

閉会挨拶
富山大学理事・副学長 鈴木基史氏

今日はとても良い修了式でした。我々のやっていることはCSVで,自らの課題と地域の課題を解決することをテーマにしており,このやり方が全国へ広がり採用され,この先駆けが魚津三太郎塾です。つながることが大切で,みんなが集まる場所をみんなで作っていってください。自らの力で解決していこうというのが三太郎塾をはじめとする地域の人材育成であり,何でも行政へ頼るのではなく自らの力で進めていくことが大切で,行政は若い人の応援を続けていくのが役割だと思います。修了生の皆さんは地域の良い先輩となってもらい,来場の皆さんは若い人たちを応援し続けていってください。

修了式 集合写真