魚津三太郎塾第8期の11日目が開講。第8期2回目となる全体演習をおこない,前回10月の演習で発表した1行コンセプトから更に踏み込んだ3行コンセプト(事業概要)を発表・討議した。各塾生の企業の課題と地域課題を伝え,解決する新しい事業の概要やイメージを発表し,全員で課題と情報の共有を図り意見交換をおこなった。
冒頭に,前回講義の事例を振り返り,本塾の柱のひとつでもあるCSV(共通価値の創造)の概念を復習。
企業・地域の抱える双方の課題を解決する価値に意味があり,魚津でしかできないこと・あなたしかできないこと,他ではマネができないことを魚津の水循環(地形・自然)を活用し,「環境ビジネス」「社会的課題」「地域的課題」「価値の創造」のキーワードを忘れずに独自性を出した事業提案を目指して欲しいと説明。
今回の演習は,各塾生が前回演習で発表した1行コンセプトから深く踏み込んで事業概要・構想,事業イメージなどを短くまとめて説明する3行コンセプトの発表とブラッシュアップが目的。
各塾生は6分間の限られた時間で,「何を解決するのか、解決しないとどうなるのか」「何を活用するのか」「何をするのか」「地域と企業の将来像」の要点を伝えた。塾生は順番に,構想している事業内容と解決したい地域と企業の課題について発表し,その後に,発表内容への質疑とブラッシュアップをおこない,金岡教授からアドバイスや感想などが加えられた。各塾生の発表時に解決する課題や効果・将来像など気付いた事や意見などを塾生毎に用紙に記入して質疑や討議の参考に使用し,更に討議内容のメモなどを書き加えられ,終了時に発表した塾生へフィードバックした。