魚津三太郎塾第8期修了式がおこなわれ,村椿魚津市長,武山富山大学副学長はじめ,塾運営事務局,協力金融機関と後援機関の関係者,報道関係者など約30名が参加。8期の経過報告と塾生による最終プレゼンテーション,修了証の授与式がおこなわれ約7ヶ月に渡り開催された魚津三太郎第8期の全カリキュラムを終了した。新型コロナウィルス感染予防のため,予定されていたポスターセッションや座談会を中止するなど規模を縮小しての開催となった。
魚津三太郎塾8期修了式を迎えることができありがとうございました。富山大学・支援機関の皆さまに感謝申し上げます。新型コロナ感染予防のため規模を縮小した開催となってしまいました。1年間塾生の皆さんが忙しい中最後まで取り組まれたことは素晴らしい。三太郎塾は田辺・高岡へ拡がり次は南砺へと繋がっている。これを培ってきた塾生の皆さんには感謝し,これからもこのネットワークを拡げていきたい。
今期の塾生にも魚津への想いをいろいろ取り上げていただき有難いと思っている。この魚津を優しさと強さと生きる力を持った子供たちを皆で育てる地域にしたいと思っている。ビジネスも含め皆でこういうマチをつくっていくので皆さまの力をこれからもお借りしたいと思っている。令和3年度より魚津市は新しい総合計画がスタートする。令和2年度に基本計画を策定する中に子供を中心とした施策展開を置きマチのイメージを示したい。皆さんのプランも活かしていきたい。本日のプレゼンテーションを楽しみにしており,これからも皆さんと一緒に進んでいきたいと思っています。
魚津三太郎塾開塾の背景と概要,第8期講義・演習内容などの取組経緯を紹介。魚津市の人口推移や事業所数の減少等のデータを示し,地域が抱える課題をあげ開塾に至った背景を説明。魚津三太郎塾は魚津の地域資源に拘ったビジネスを目指しており,世界的にも希なものである水循環を始めとする地域資源を活用することで他地域と競争が出来,地域課題を解決することで地域に必要とされる企業となる地域リーダーを育成すると説明。
金融機関・後援機関の支援を得て今回第8期を迎え69名の塾生を送り出し半数以上が提案ビジネスを実行していると紹介した。さらに,令和元年8月から令和2年2月までの第8期の講義・演習での講師や講義ポイント・内容について各回毎に説明し,塾生の心構え,演習や自主ゼミでの様子など写真を交えて紹介。第8期塾生の提案が解決する地域課題を示して塾生最終プレゼンテーションへ繋いだ。
いざ!未来系魚津へ!「水の楽園」事業 | 一般財団法人魚津市施設管理公社 永田慎太郎 |
魚津型パークコミュニティづくり「緑がつなぐ循環のまち魚津」 | 株式会社野上緑化 飛世裕香 |
魚津つながるヨガ | Deep Relax Yoga 五十嵐健 |
魚津で、カッコいいパパになろう! | パワーコーチ株式会社 中城卓哉 |
UOZU 自分に自信が持てる子にそだつまち | ベビーマッサージclover 石崎明 |
UOZU CONNECT もっと、うおづと□□□□を、つなげる | 株式会社スターゲイト新川 菅野竜寛 |
魚津の果樹を応援するプロジェクト | 魚津市役所 宮本祐子 |
魚津の魅力発信PUROJECT | MINGLE〜みんぐる〜 吉本光里 |
「自分が塾生として関わったことで,地域に関しての姿勢や自分の立ち位置,将来への道筋をつけることができた」
「8期生のメンバーと一緒に具体的な取組を始めることが出来た。参加して学ぶことができ本当に良かった」
「昨年Uターンし地元の繋がりが薄かったが塾を通じ繋がりが出来た。修了後も皆で魚津を盛り上げていきたい」
「移住してこれまで地域課題を考えたことがなかった。魚津の課題や資源を学ぶことの大切さを知り,魚津の人になれたと実感した1年だった」
「水循環と自分の仕事をつなげることが難しく思っていたが,地域の自然のありがたさを知り,その根本に水資源があったことを学ばせてもらった」
「聞いていたの自分が体験したことは大きく違った。魚津の歴史・文化・人にふれ地域の魅力を感じもっと魚津を好きになった」
「自分の言葉で説明できなければ実行できないことを学んだ。言葉にすることで責任がうまれ,自分でやろうという気持ちになる」
「水循環などを学び,考え方を勉強させてもらった。深い先を考えるようになり通常の業務にも活かすことができた」
魚津三太郎塾長の村椿市長から第8期塾生8人それぞれに修了証暑が授与された。
村椿塾長から8名の塾生の最終プレゼンテーションを聞いての感想とメッセージがおくられた。各塾生の提案事業での地域課題や内容,印象深かった部分についての感想やコメントを塾生毎に話し,塾生の取組に感謝と慰労の言葉をかけた。
皆さんご苦労様でした。共同主催の魚津市,中部経済産業局はじめ後援機関・金融機関の皆さまに心より御礼申し上げます。塾生の皆さんへは私の専門のデザイン企画の観点から感想を述べたい。言いたいことをもっとストレートに強く表現して欲しい。漠然としたイメージより具体的な部分の方が訴求力がある。
プレゼンテーションでは普遍性と具体性が加わることで説得力が生まれる。ターゲットは何処かアプローチはハッキリさせることが大切である。再三言われるが魚津の良さを魚津の人が知らないと言うことだが,これは全国の地方共通である。外の観点からみての魅力,違った観点から地域を見て,お客様を迎える観光を考えてもらえればと思う。魚津三太郎塾も8回目を迎え回数を重ねてきて成果があがったと実感できるのは他の塾生との交流が広がってきたことである。これからも長く続けていきたい。